木村:「社長、先ほどのA様ですが……やはり単独だと希望額の4,500万は厳しいと銀行に言われました。奥様とのペアローンか、お父様との合算なら通せそうなんですが、それで進めてもいいでしょうか? 周りもみんなそうしてますし。」
社長:「……木村。お前、その『みんなやってる』が一番危ないんだよ。ペアローンで審査を通すのは簡単だ。でもな、『二人で力を合わせれば返せる』と『二人とも倒れられない』は、似ているようで全く別物だぞ。」
木村:「……確かに。奥様が育休に入ったり、どちらかが体調を崩したりしたら、その瞬間に月12万、13万の返済が家計を直撃しますよね。」
社長:「それだけじゃない。2026年の今、金利が上がり始めている。一人のローンなら金利上昇の影響は一人分だが、ペアローンでそれぞれ変動を組んでいたら、ダメージも二人分だ。おまけに、将来もし離婚や別居なんてことになったら、その家は売るに売れない『足枷(あしかせ)』になる。」
木村:「……じゃあ、親子ローンはどうですか? お父様の退職金や年金をあてにすれば、審査はもっと楽になりますが。」
社長:「それはもっと慎重になれ。親を巻き込むってことは、親の老後資金を担保にするってことだ。八戸も物価が上がってる。親御さんの介護費用が必要になった時、家のローンが重くて助けられない……なんてことになったら、目も当てられないぞ。」
木村:「……審査に通ることがゴールじゃない。『もしもの時、誰かが倒れても、家だけは守れるか』。そこまで考えないと、プロの仕事じゃないってことですね。」
社長:「その通りだ。だからこそ、Aさんにはこう提案しろ。
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『合算してまで高い家を買うな。』
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『一人分の収入で返せる範囲まで、物件の総額を削ぎ落とせ。』
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『そのために、土地の広さを捨てて、資産価値の落ちない立地(利便地)を選べ。』
銀行の審査に通るための『合算』じゃなく、家族が一生笑って暮らすための『引き算』を提案するんだ。それが、うちが江陽や長苗代で、あえてコンパクトな優良地を準備している本当の理由なんだからな。」
コラムの締めくくり(メッセージ)
「『二人なら借りられる』は、銀行にとっての正解であって、あなたにとっての正解とは限りません。2026年、私たちはあえて『無理な合算』を勧めない不動産屋でありたい。一人分の収入でも、そして金利が上がっても、家族の食卓を守り抜ける。そんな『守りの強い家づくり』を、八戸の利便地から始めてみませんか?」














